
HUG FOR_.では、4月27日(木)から5月21日(日)まで、美術家 水野文菜(Ayana Mizuno)の個展「刻 |koku」を開催いたします。
水野文菜は1984年愛知県に生まれ、現在は八王子市を拠点に活動しています。
「表現の自己を手放すことは、そこに存在する音や風、光の秩序と共鳴し共振すること。それは空間を主体にした行為である」という思考になぞった「NATURE」シリーズを始め、「世界と人を繋ぐ行為。ありのまま世界を捉え、あたりまえに失うこと。相反するものがそのまま一つになる、その透明な愛と虚無の世界」を表現した「THE WORLD」シリーズなどこれまで多くの作品を制作しています。
作品は一貫して、水野自身が感じる自己と他者、世界とのつながり、その時間の概念など形而上の側面にアプローチし、目に見えない、手に取れる物質的なものや定量化できない何かは不確かで覚束ないものであることと、私たちが当たり前に毎日を過ごす上で潜在的に重要な何かであるということを、静かに情緒深く問い直し続けています。
そしてアクリル、油彩、水彩絵の具のミニマル且つ、しなやかな曲線、重なる色のグラデーションによる抽象的な表現が放つ、凛とした美しい佇まいに魅せられている人も多くいるアーティストです。
一瞬は一日であり一年であり
一生であり一世紀であり永遠であり
永遠のその先だと思うのです。
この瞬間を生き、今ここにいる。
私はこの世界を愛している。
(「刻」Artist Statement )
本展は「刻 |koku」のタイトルの通り、瞬間、一瞬をテーマにしています。
瞬間を生きていること、「いること」はすべてであり、そしてありのままの態度の中に愛が生まれ、愛が広がるというメッセージを我々に示唆しています。
ますます事柄や情報、人間関係が複雑に絡み合う日常を往還する私たちから見れば、その意味を体現することは容易くなく、しかしながら作品と向き合う観者にとってはその裏側にある実体や本質を探り、今の自分自身を見つめ直す時間を享受する体験になるように思います。
心の解放。
そこから接続されるプリミティブな体験によって、今の自分を愛おしく、そしてこの世界をいつもと異なる視座から感じられる時間が作品を通して生まれることを願いつつ、皆さまのお立ち寄りをお待ちしております。
<冬の喜び>、<smoke>、<春のざわめき>
INFORMATION
・「刻」
・会期:2023年4月27日(木)- 5月21日(日)
・営業時間:11:30 – 18:00
※ゴールデンウイーク期間中も定休日を除き営業しております
・定休日:火曜
・会場:Gallery& Shop HUG FOR _ .
〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-1-29 今小路ビル 2F (JR /江ノ島電鉄 鎌倉駅西口 徒歩5分)
※上記日時以外のプライベートビューイングはCONTACTからご予約ください。
・ARTIST PROFILE:水野文菜/Ayana Mizuno
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